FEATURE
衝撃データロガーの特徴
衝撃データロガー
WATCH LOGGERの衝撃データロガーは、振動や衝撃、落下など外部からの影響を受けた瞬間を
「X・Y・Z」という3軸加速度センサで記録します。
具体的には、「どのくらいの衝撃(数値)」が「いつ(年月日時間)」「どの方向から(横・縦・奥行や前後)」加わったかがわかります。
さらに、温度は「-40℃〜+80℃」、湿度は「0〜99%」まで同時に記録可能です。(機種による)
データはNFC(近距離でのデータ交換)やUSBを使って、専用のソフトウェアを介して容易にパソコンに転送でき、即座にグラフ表示や印刷ができます。
これにより、製品や機器の輸送や保管中に発生した衝撃や環境条件の影響を正確に把握し、品質管理やトラブルシューティングに役立てることができます。
加えて、温度や湿度のデータも同時に取得できるため、製品の耐久性や品質評価においても極めて重要な情報となります。
特徴
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他社製品
- 乾電池
- バッテリーが約1ヶ月しか持たず、電池切れの心配がありランニングコストがかかります。
- 海外荷送手続が困難
- 乾電池式のロガーは法律・条約により危険物とみなされ、国際輸送が出来ません。
- 大きく厚みがある
- 輸送物や衝撃対象物に取り付ける際、邪魔になります。取付がネジで、非常に面倒。
- 色々な事を設定できるが
複雑 - 細かい設定が可能だが、はじめて触る人には分かりにくい。
- 常温環境の温度・湿度しか
測定出来ない - 衝撃値を測定しながら常温環境の温度・湿度しか、測定できないので測定環境が限られる。
- 防水性無し
- 水がかかってしまうと、測定停止・故障の可能性があります。
WATCH LOGGER
- CR2477
(汎用コイン電池) - バッテリーは約6ヶ月持つので長距離輸送にも向いています。ランニングコストが抑えられます。
- 電源
- 海外荷送手続が容易
- コイン電池採用により国際輸送可能、各輸送会社の承認済。(ANA、JAL、FedEx他)
該非判定書、RTCA、MSDSも完備し日本から安心して海外に送れます。 - 海外
輸送
- コンパクトで頑丈
- コンパクトなので、どこにでも取り付け可能。
オプション(別売:アタッチメント)もあるので簡単に取付固定ができます。 - 形状
- 誰でも分かる
簡単仕様 - シンプルな手順で簡単設定。
レポートは自動出力され、すぐに測定結果が見れます。 - ソフト
ウェア
- -40℃〜+80℃
0〜99%まで測定 - 幅広い測定環境に対応。
マイナス環境でも衝撃値が測定出来ます。 - 測定
範囲
- IP67に対応
- NFCタイプは、水がかかっても大丈夫。
水深1mに30分つけても機器に影響がありません。 - 防水
防塵規格
利用シーン
データロガーを実際に使用しているお客様の声は
こちらのページでご覧になれます
衝撃サンプルレポート
板上に衝撃ロガーを両面テープ止めで固定し、神奈川県伊勢原市から山形県鶴岡市へ送ってみました。(〇〇〇便を使用)
段ボール箱の衝撃データ例
2kgの重さがある段ボールを高さを変えて落としてみました。(しきい値3G・上限値100G) ※一番大きな値を拾っています。測定値はロガー取り付け位置等で変わります。 ※分かりやすいようにロガーを箱の外に取り付けているため、値は高く測定されます。
衝撃値「G」とは?
衝撃値「G」=加速度「a」÷9.8
(9.8は、単位を m/sec²からGにするための定数)
衝突における加速度「a」=物体がぶつかってから止まるまでの速度「V」の変化率(速度「V」の時間的変化の割合)
衝撃値「3G」「5G」とは?
トラック等で高速道路を走行時、継ぎ目(ジョイント)に乗り上げたとき板バネの衝撃値が「約5G」と言われています。
その際、高圧の空気を充填したゴム製のクッション「エア・サスペンション(エアサス)」の 衝撃値が「約3G」です。
- トラックの大きさ、荷物の重量によって異なります
データロガーの
お試し無料レンタルサービス
「データロガーってどう使うの?」「ソフトの使い勝手は?」というお客様の為に無料でデモ機をお試しいただけます。
貸出期間は約3週間です。(※在庫がない機種は順番待ちになります)
全機種が
レンタル対象
取り逃がしなし!
衝撃は「200Hz/1.25msec」間隔で取得
「応答周波数」とは、物体が外部からの衝撃や振動にどの程度速く反応するかを示す指標であり、応答周波数が高い場合は応答が迅速です。一方、応答周波数が低い場合は反応が遅いと言えます。「200Hz」は詳細な解析や試験を行った結果、衝撃・振動に最適な応答周波数です。
リアルタイム方式とは、スタートしたら1.25msec(0.00125秒)でスタンバイしており、ソフトウェアで設定した衝撃のしきい値を超えると記録されます。(例えば10Gと設定した場合、10G以下は拾わず10G以上を記録する)記録間隔が短いので衝撃値の取り逃がしがありません。
温度・湿度は1分~255分間隔で衝撃と同時測定
環境条件と衝撃の関連性などデータの相互補完に
温湿度データと衝撃データは、一緒に分析することでより詳細な情報が得られます。例えば、特定の製品や材料が運搬中にどれだけの衝撃を受け、温湿度はどのような変化が生じているのか知ることができます。
NFC通信は「温度・湿度 1~255分間隔 ・1~60秒間隔」
USB通信は「温度・湿度 1~255分間隔」
衝撃はリアルタイム方式ですが、データに反映されるのは温湿度の測定周期によりますので、テスト時は短い周期で設定する事を推奨いたします。
(例:温湿度5分周期➡7分の時に衝撃があった場合、データ反映は10分以降)