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ドローンが温度・湿度管理を可能にする凄い未来!

ドローンが温度・湿度管理を可能にする凄い未来!

ドローンは、その機動性と多機能性から、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。一般的には空撮や配送などのイメージが強いですが、近年ではより具体的なタスクにも応用され始めています。特に注目すべきは、温度・湿度分野での活用です。
本記事では、ドローンがどのような分野で活用されているのかを紹介し、今後の展開としてドローンとデータロガーの可能性についても考察していきます。ドローンの進化がもたらす新たな温湿度管理に目を向け、未来の可能性を探っていきましょう。

目次

ドローンの多機能性と活用分野

―ドローンが活用される一般的な分野

ドローンが活用されている一般的な例を挙げてみましょう。

  • 空撮

ドローンは、高い位置から写真や映像を撮影することができるため、風景や建物などの撮影において非常に有効です。特に、地上からではなかなか捉えることのできない広範囲の景観や、高所から見下ろすことのできる建物の全貌を撮影することが可能です。ドローンならではの視点からの写真や映像は、従来の撮影方法では得ることのできない迫力や美しさを醸し出し、視覚的な魅力があります。

  • 産業分野

太陽光発電所の点検や農業の監視、建設現場の監視などに使用されます。太陽光発電所の点検では、ドローンを使用して上空から広範囲のパネルを効率的に行えます。また、熱検知カメラを装備したドローンを使用すれば、異常な発熱箇所を迅速に検知し修理することができます農業の監視は作物の生育状況や害虫の発生状況をリアルタイムで観察。特に農薬の散布などはニュース映像でご覧になった方も多いのではないでしょうか。
建設現場の監視においても、ドローンは高所や危険な場所へのアクセスが困難な状況下で、現場の安全性や進捗状況の確認、効率的な作業計画の立案を可能にします。

  • 競技用

競技用ドローンは、迅速な操縦性と高速飛行の特徴を持ち、レースや驚異的なアクロバティックパフォーマンスに使用されます。そのスピードと機敏さは、プロのドローンパイロットたちによって常に限界を追求され、世界中のドローンレース大会で一つのスポーツとして競われています。
一方、トイドローンはカラフルでオリジナルなデザインの製品が豊富に存在し、その小型で扱いやすい特性から、子供たちの間で人気を集める遊び道具としても広く普及しています。子供たちは、ドローンを楽しみながら基本的な航空技術や空間認識力を身につけることができます。競技用ドローンとトイドローンは、それぞれの用途やターゲット層に合わせて開発され、ドローン技術の普及と発展に大いなる貢献をしています。

  • 軍事用

戦場で偵察や攻撃などの任務に使用されます。偵察任務では、高解像度のカメラやセンサーを搭載したドローンで敵の位置を正確に特定し、地理的な情報や敵の配置などを提供することができます。ドローンは高速で機動し、武器を運用するので敵の拠点や要塞への攻撃任務にも効果的です。
戦場において、指揮官と部隊とのやり取りが重要ですが、ドローンを使用しリアルタイムで情報を共有することができます。これにより、指揮官はより迅速かつ正確な判断を下せます。

  • 水中用

水中での調査や探索、海洋生物の観察などに使用されます。
海底ケーブルや岸壁、洋上風力、定置網などの点検や調査において、大いに役立っています。従来、このような作業ではダイバーに頼るしか方法がありませんでしたが、限られた潜水時間や深さの制約がある上、安全性や効率性に課題がありました。しかし、水中ドローンの登場により、これらの課題が解消されつつあります。水中ドローンにはコンピューター・ビジョン技術が搭載されており、海中の魚類やゴミを探知することができ、海洋環境の効率的かつ効果的な管理が可能となっています。養殖管理や海洋調査、水中検査などの分野だけでなく、港湾や洋上発電などのインフラ管理、海上防衛などにも活用が広がっています。

以上のように、ドローンはさまざまな分野で活躍しており、その用途は多岐にわたります。

温度・湿度管理分野での活用

―ドローンで温度・湿度管理をするには何が必要?

ドローン自体に温度・湿度センサーを搭載し、飛行中や停止中に周囲の環境を測定することはできますが、その専用ドローンを用意すると金額面で課題が生じます。一般的なドローンには、ジャイロセンサーや気圧センサーなど、基本的なセンサーが搭載されていますが、温度や湿度を正確に測定するためには、特殊なセンサーが必要となります。しかし、これらの特殊なセンサーを搭載した専用のドローンは、市場には限られており、非常に高価なものが多いです。

このため、一般的な汎用ドローンに温度・湿度のデータロガーを取り付ける方法がベストです。専用のドローンを用意することなく、既存の汎用ドローンにデータロガーを取り付けることで、金額面での課題を解決しながら、温度や湿度の測定を行うことができます。

―ドローンとロガーを組み合わせた役に立つ具体例

いくつか例をご紹介いたします。

農業での利用では、作物の生育環境を把握するために畑や温室内の温度や湿度を定期的に記録することができます。これにより、作物の生育に適した環境を提供するための調整や、病害虫の発生リスクの把握などが可能となります。また、建築現場では、建物の内部や外部、人間が入りにくい場所・入れない場所等の温度・湿度を監視し、施工中の品質管理や建物の耐久性評価に役立ちます。

これらの測定方法は、短時間であればドローンにデータロガーを装着しても問題はないでしょう。中~長期間の場合は測定したい場所にデータロガーだけを切り離して置いてくる手法もあります。その際、高度な操縦技術が必要になりますが、それに関してはのちほど詳しく解説いたします。ドローンにデータロガーを取り付けることで、温度・湿度データの収集や分析が可能となり、様々な業務や環境管理において効果的に活用することができます。

可能性と展望

―ドローンを活用した温度・湿度管理の進化と将来の展望

温湿度は、様々な産業や環境において重要な要素であり、適切な管理が必要です。
従来の方法では、人間が手作業で温湿度計を設置し、データを取得する必要がありましたが、ドローンの活用により、より効率的で正確な温湿度管理が可能となりました。ドローンは自動制御システムを備えており、予め設定された経路やポイントを巡回することができるため、人的なエラーやミスを最小限に抑えることができます。将来的には、AI(人工知能)を活用して、膨大なデータをリアルタイムで解析し、異常な温湿度変化を検知するシステムの開発も進行しています。
これにより、異常な気候変動や環境変化に早期に対応することが可能となり、災害予防や生産性の向上につながるでしょう。ドローンを使用したデータロガーとの温湿度管理手法は、効率性と正確性の向上に大きく貢献しており、より良い環境や生活の実現に向けた可能性が広がっています。

まとめ

―ドローンを操縦するには免許が必要?

現時点では、ドローンを操縦するには特別な免許や資格は必要ありませんが、国土交通省への飛行申請と許可を得る必要があります。
日本の法律では、ドローンの操縦に関する具体的な免許制度はまだ定められていませんが、2022年12月5日からは国家資格である「無人航空機の操縦者技能証明制度(操縦ライセンス制度)」が開始されました。したがって、現在は免許の必要はありませんが、2023年以降には一部免許化が導入される予定です。これにより、ドローンの操縦には一定の基準やルールを守るための免許が必要になることが予想されます。

―ドローンの資格はどこで取得するのが良いのか

きたるドローン社会へ向けて株式会社藤田電機製作所では、東洋計測器株式会社が運営する「SKY FIGHT」の企業向け出張ドローンスクールで3名が「UAS LEVEL 2」の資格を取得しました。「UAS LEVEL 2」は国土交通省の認定する講習団体の発行資格です。資格を取得したメンバーは「DJI 」を使用し、日々ドローンの練習に励んでおります。

ドローンの資格取得を考えている方にとって、東洋計測器株式会社の「SKY FIGHT」は非常に魅力的です。第一に、資格取得のための講習や研修を行うため、生徒の予定や環境に合わせて出向いてくれることが大きな利点です。また、講習内容も充実しており、実技や座学だけでなく、航空法を学び国土交通省認定資格の取得が可能なプログラムも用意されています。これにより、ドローンを使用する際の法規制や安全対策について正確な知識と高度な操縦技術を身につけることができます。
これから産業界でドローンの活躍の場が増えていく中、将来を見据えたドローン教育を受けたい方にとって、おすすめです。

―WATCH LOGGER×ドローンの可能性

WATCH LOGGERは、温度・湿度データロガーとして高い性能を持ちます。測定周期は「1~255分」間隔で設定ができ、仮に10分で設定するとNFC通信タイプでは約111日、USB通信タイプならば約222日測定が可能です。数百円の汎用コイン電池で約3年電池が持ちますので、電池寿命を気にすることなく安心してロギングが行えます(機種による)
また、専用のソフトウェアやスマートフォンアプリ(NFC通信のみ)と連携しており、測定データの解析や可視化も簡単に行えます。このように、ドローンにWATCH LOGGERを利用することで、温度・湿度管理に関するデータの収集や分析が効率的に行えるだけでなく、異常な値やパターンの検出も容易になります。

温度・湿度管理の可能性を広げるドローンとWATCH LOGGERの組み合わせは、現代の技術の進化によって実現された新たな展開です。

ドローンの資格取得は東洋計測器株式会社の「SKY FIGHT」へ。
ドローンを利用した温度・湿度管理についてのお問い合わせは「WATCH LOGGER」へ宜しくお願い致します。

 

SKY FIGHT AKIBA計測器ランド

〒101-0021
東京都千代田区外神田1丁目3-12
MAINSTAGE 秋葉原駅前ビル2F

TEL:03-5209-8844

URL:https://skyfightakibakeisokukiland.com/

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