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USB接続で簡単データ管理できるアルコール検知器「FA-900U」の魅力

USB接続で簡単データ管理できるアルコール検知器「FA-900U」の魅力

2023年12月から始まったアルコールチェック義務化により、企業の安全管理は新たなステージに入りました。運転前後の酒気帯び確認と記録保存は、法令遵守だけでなく事故防止のためにも欠かせない業務です。しかし、クラウド対応モデルは便利な反面、月額費用がネックになるケースも少なくありません。そこで登場したのが、クラウド不要でUSB接続によるデータ出力が可能な「FA-900U」。本記事では、CSV形式によるデータ管理の利点や、FA-900Uの主要機能、導入メリットをわかりやすく解説します。

目次

背景・製品開発の経緯について

–アルコールチェック義務化からの現状

2023121日より、白ナンバー社有車を5台以上保有する事業所、または定員11人以上の車を1台保有する事業所では、安全運転管理者による運転前後のアルコールチェックが義務化されました。具体的には、ドライバーが酒気帯びか否かをアルコール検知器で確認し、その測定記録を1年間保存することが求められています。この法改正により、企業や個人事業主にとってアルコールチェックは欠かせない業務となりました。


 弊社では従来、内蔵メモリタイプの「FA-900」を販売しており、最大99件の測定結果を記録できる手軽さから、多くのお客様にご好評いただいていました。しかし、「測定データを外部出力できるタイプはありませんか?」という声が非常に多く寄せられていたのも事実です。

–お客様からの要望

もちろん、世の中にはスマートフォンやクラウドを活用した便利なアルコールチェッカーもありますが、クラウド管理には月額費用が発生するというランニングコストがネックになっていました。


 そこで外部出力に対応し、無料ソフトウェアでデータ管理が可能なクラウド不要モデル、アルコールチェッカー「FA-900U」(UUSB接続のU)を新たに発売しました。その特徴をわかりやすくご紹介します。

CSV形式によるデータ管理の利点

–CSV形式の基本説明

FA-900Uは測定データをCSV形式で出力できます。CSVとは「Comma-Separated Values」の略で、カンマ区切りでデータを並べたテキストファイルです。Excelや多くのプログラムで読み書きできるため、異なるシステム間でのデータ共有に最適です。会社や個人のパソコンにMicrosoft Officeがインストールされていればもちろん、無料のフリーソフトでも閲覧可能なので、特別な環境は不要です。つまり、パソコンとFA-900Uさえあれば、測定データを簡単に保存・管理できるというわけです。

–カスタマイズの自由度(ドライバー名、チェック欄の追加など)

CSVデータは単なるテキストファイルなので、Excelなどの表計算ソフトで自由に編集・加工できます。上級者の方であれば、測定データに加えて、ドライバー名、車両番号、点呼者名、確認チェック欄などを追加し、自社の運用フローに合わせた独自の管理表を作成することが可能です。たとえば、測定結果の横に「目視確認」や「健康状態確認」といったチェック項目を設けたり、測定値が基準を超えた場合に自動で色が変わる条件付き書式を設定したりすることもできます。


 複数のドライバーのデータを一覧表示して月次レポートを作成したり、グラフ化して傾向を分析したりと、活用の幅は無限大です。特別なプログラミング知識がなくても、Excelの基本的な操作ができれば十分対応可能です。もちろん、シンプルにそのまま保存するだけでも法令要件は満たせますので、まずは基本的な使い方から始めて、徐々に自社に最適な管理方法を構築していくこともできます。

FA-900Uの主要機能

–大容量メモリー(5,000件記録)

従来品FA-900の内蔵メモリーは最大99件でしたが、FA-900Uでは5,000件と約50倍の大容量メモリーを搭載しました。これにより、頻繁なデータ転送の手間を大幅に省くことができます。毎日や毎週データを取り出す必要がなく、月末や四半期ごとなど、自社の管理サイクルに合わせてまとめてデータ転送が可能です。複数の車両や多数のドライバーを管理している事業所でも、数ヶ月分の記録を一度に出力して整理できるため、管理業務の効率化につながります。

–ポケットサイズの携帯性

小型テレビリモコンほどのコンパクトサイズで、重量もわずか約120g(電池含む)と軽量設計です。胸ポケットやズボンのポケットにすっぽり収まるため、持ち運びの負担がほとんどありません。事務所から離れた場所、運送業や建設業など、広い敷地内で多数の車両を管理している事業所では、この携帯性が大きなメリットとなります。


 また、外出先や出張先でのチェックにも対応しやすく、クリップや付属のストラップを取り付ければ、ベルトや首から下げて携帯することも可能です。いつでもどこでも手軽にアルコールチェックができる機動性の高さが、FA-900Uの大きな特長の一つです。

–暗所での視認性抜群!バックライト機能

液晶画面にバックライト機能を搭載しており、早朝や夜間、照明が不十分な場所でも測定結果をはっきりと確認できます。


 運送業や建設業では、日の出前の早朝出発や深夜の帰庫時にアルコールチェックを行うケースが多く、屋外の駐車場や車庫では十分な明るさが確保できないこともあります。そんな環境下でも、バックライトがあれば画面が明るく光るため、測定値を見落とすことなく正確に確認できます。

–既存マウスピース(FA-900)との互換性

FA-900Uは、従来品FA-900と同じマウスピース(吹き込み口)を使用できるよう設計されています。そのため、既にFA-900をお使いのお客様が機種変更される際も、手持ちのマウスピースをそのまま活用でき、追加コストを削減できます。


 FA-900Uは既存ユーザーにも新規ユーザーにも優しい、実用性の高い設計となっています。

メンテナンスと品質体制

–本体の約半額で新品製品と交換

アルコール検知器の心臓部であるセンサーには、使用回数や経年劣化による精度寿命があります。精度が低下した状態で使い続けると、正確な測定ができず、法令遵守の観点からも問題が生じる可能性があります。(FA-900Uの目安はご購入後1年経過または3,000回使用)FA-900Uは、使用回数をカウントし、センサーの交換時期が近づくと画面上でお知らせする機能を搭載しています。これにより、交換タイミングを見逃すことなく、計画的なメンテナンスが可能です。うっかり交換時期を過ぎてしまい、測定精度に不安を抱えながら使用するといった心配もありません。


 センサー交換の費用は本体価格の約半額程度です。長期的なランニングコストを大幅に抑えることができます。"定期的なセンサー交換によって、常に正確な測定を維持できる"これがFA-900Uの長く安心して使える理由です。(センサー交換は販売店で承っております)

–アルコール検知器協議会加入企業

株式会社藤田電機製作所1929年創業、96年の歴史を持つ測定器メーカーです。また、弊社はアルコール検知器協議会(J-BAC)の加盟企業です。J-BACは、アルコール検知器の品質と信頼性を保証するための業界団体であり、厳格な基準をクリアした製品のみが認定を受けることができます。


 既存モデルFA-900は既にJ-BAC認定品として多くのお客様にご愛用いただいており、FA-900Uについても現在認定取得手続きを進めています。長年の実績と確かな品質管理体制に裏打ちされた、安心してお使いいただける製品です。

まとめ

–アルコールチェックは義務から習慣へ

FA-900Uは、法令遵守を確実にしながら、コストを抑え、現場での使いやすさを徹底的に追求したアルコールチェッカーです。外部出力を求める方、クラウド費用を避けたい方に最適な選択肢です。気になった方は是非、下記の販売店またはECサイトにお問合せください。

・販売店一覧
 https://f-log.jp/area/

・FA-900U特設ページ
 https://f-log.jp/alcoholchecker-fa-900u/ 

・FA-900U詳細ページ
 https://f-log.jp/products/other/fa-900u/

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