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新しい業界のリーダーが実践!衝撃ロガー導入の成功事例

新しい業界のリーダーが実践!衝撃ロガー導入の成功事例

技術の進化により、業界のリーダーとなる企業が常に新たなチャレンジを行っています。さまざまな革新的な技術の中でも、株式会社藤田電機製作所の衝撃データロガーは、製品の品質向上や異常検知において非常に有効な測定器であり、様々な分野で活躍しています。本記事では、衝撃データロガーの導入の秘訣や具体的な成功事例を通じて、皆様に参考にしていただきたいと思います。

目次

衝撃ロガーの概要

―衝撃データロガーの特徴と利点

WATCH LOGGERは、振動・衝撃・落下などの外部要因による影響を受けた瞬間を、X・Y・Zの3軸加速度センサーで記録し、加わった衝撃の強さや方向、および発生時刻を正確に把握することが可能です。さらに、-40℃から+80℃までの温度と0〜99%までの湿度も同時に記録します。このように記録されたデータは、NFC通信やUSB通信を介して専用のソフトウェアでパソコンに取り込み、すぐにグラフ表示や印刷も行うことができます。

もう少し詳しく解説しましょう。

温度・湿度は1分から255分間隔で設定が可能です。NFC通信タイプの測定件数は各16,000件ですので、1分で設定すれば約11日、10分は約111日、60分は約666日測定が可能です。もちろん、上限に達したとき上書きするモードもありますので安心して試験や国内外の輸送等にロガーを使用することができます。

衝撃はリアルタイム方式でスタートすると1.25msec(0.00125秒)間隔でスタンバイしており、設定した「しきい値」を超えると記録されます。例えば、しきい値を10Gと設定すると、10G以下は記録せず、10G以上を記録します。詳しくは衝撃データロガーの特設サイトをご確認ください。

リチウムコイン電池を採用しているため、データロガーを動作させながら国内外の航空機、船舶、貨車に搭載することが可能です。一方、乾電池式のデータロガーは、法律や条約により国際輸送が非常に困難です。輸出にあたって特別な許可が必要な物品ではないことを証明する「該非判定書」、航空機に載せても違法な電波を発しない機械という証明書の「RTCA DO-160G:2010 Section 21.5」、電池が安全だという化学物質安全性データシート「MSDS(SDS)」を全て取得しており、無料で発行が可能です。またANA、JAL、FedExの各航空会社からも承認済。長期間にわたるグローバルな展開と実績は、「信頼性」と「安定性」を評価していただいたおかげです

衝撃ロガーの導入の秘訣

―導入前の計画と準備

衝撃データロガーを導入する前には、計画と準備が欠かせません。まず、どのような目的で使用するのかを明確にし、必要なデータの収集方法や頻度を検討します。また、使用環境を把握し、適切な製品を選定することも重要です。設置場所を決定し、正確なデータを取得するためのセッティングも行います。

荷物の衝撃を測定する場合上ではなく下に取り付けるのが重要です。なぜなら、荷物の上に取り付けた場合、衝撃が荷物自体に吸収されてしまい、正確な測定が行えなくなるからです。荷物の下に取り付けることで、衝撃が直接測定装置に伝わり、その結果を正確に計測することができます。衝撃を測定する際には、このような注意点を念頭に置き、正確な測定結果を得るために荷物の下に取り付けてください。

また、データの記録・保存・分析方法についても考慮し、必要なソフトウェアやデータ管理システムを導入することが必要です。データロガーの導入後の監視や定期的なメンテナンス計画を策定し、安定した運用を確保することも重要であり、計画と準備を十分に行うことで、衝撃データロガーの導入プロセスを効果的かつスムーズに進めることができます。

衝撃ロガーの成功事例

―複合機の輸送事故を明らかにする

日本で製造した複合機をアメリカに輸出した後、アメリカ国内で輸送を行うと到着時に複合機が破損している事故が非常に多く、損害額は数千万円規模でした。この問題に対して、破損したのは「日本からアメリカに到着したとき」、「配送業者に引き渡したとき」、「複合機がお客様に到着したとき」どれなのか、責任の所在が不明だったため、打開策として複合機に衝撃データロガーを取り付けることになりました。

①衝撃データロガーを取り付けることで、年月日時間ごとに衝撃値を追える。

②XYZの3軸で複合機が「落とした」、「ぶつけた」「ぶつけられた」等も把握。

調査の結果、輸送中一番長い距離を走る業者の車両での衝撃や振動が最も多かったことが分かり、トラック内に緩衝材などを工夫することで、複合機の破損件数を減らすことに成功しました。また、衝撃データロガーが取り付けてあることを配送員に周知させた結果、彼らが荷物の取り扱いに慎重になり「荷物を安全に運ぶ」といった付加価値が生まれました。

以上の改善策により、アメリカ国内での複合機の破損事故は減少し、顧客満足度の向上につながりました。衝撃データロガーの導入と配送業者への工夫の提案は、輸送時の品質管理を向上させる上で非常に効果的であることが示されました。

―スイーツ(ケーキ)・お菓子の品質を守る

工場で製造したスイーツ(ケーキ)・お菓子が店舗に到着すると、破損や形崩れが非常に多く納品数に不足が生じる事態が頻繁に起こりました。そこで、原因を特定するために、製造から納品までの各段階での振動や衝撃を徹底的に調査しました。まず、製造工程においては、スイーツ(ケーキ)・お菓子をトレーに移す際に起こる振動や衝撃が問題の一因であることがわかりました。

①トレーへの移し方や梱包方法を見直し、振動や衝撃を最小限に抑える改善策を取り入れる。

②コンテナへの商品の詰め込みやトラックへの荷卸しの際にも、振動や衝撃が発生することが判明。
⇒適切な固定具や衝撃吸収材を使用することで、商品の安定性が向上。

③お店への納品時にも、振動や衝撃を避けるために、専用の配送用トレーを使用するなどの対策を講じる。

これらの改善策の結果、配送・輸送時における破損や形崩れが大幅に減少し、納品数の不足も改善されました。また近年では「ケーキ」や「おせち(お節)」など型崩れが懸念される食品が多いので衝撃ロガーを検討されているお客様が増えています。

衝撃ロガーの活用方法と応用範囲

―製品開発プロセスの改善

製品の使用状況や環境条件における衝撃の影響を把握することで、耐久性や品質の向上にも繋げることができ、製品のテストや品質管理においても重要な役割を果たしています。製品の問題箇所や改善点を特定し、より優れた製品を開発することができます。

青果物の調達、商品開発から製造・加工、物流、IT、マーケティングまで青果流通の全てのプロセスをカバーしている「株式会社ファーマインド」様は、ISO22000取得、運用のためにカットフルーツを輸送するにあたり、各配送ルートの輸送環境や製品を入れる発泡スチロールの最適強度を把握するために衝撃データロガーを利用しております。詳しくは”お客様の声”をご確認ください。

衝撃ロガー導入の将来展望

―技術の進化による更なる可能性

これまでデータ収集や記録においては手動での操作や限られた情報のみが得られていましたが、データロガーの登場により、センサーから24時間ベースで自動的にデータを収集し、記録することが可能となりました。これにより、様々な領域でのデータ収集や解析の精度が向上し、新たな発見や知見を得ることができるようになりました。衝撃データロガーの活用例として、製造業では、製品の品質管理や耐久性評価に使用され、信頼性向上や事故防止に繋がっています。また、スポーツ科学分野でも選手のパフォーマンス分析や怪我の予防など、能力向上や競技の進化に寄与しています。今後も衝撃データロガーの技術は進化し続け、さらなる可能性を秘めていると言えます。

株式会社藤田電機製作所の衝撃データロガーは「温度・衝撃」「温度・湿度・衝撃」が測定でき、データ通信方式は”防水性が高くスマートフォンアプリにも対応しているNFC通信””読取リーダー不要のかんたん便利なUSB通信”がございます。ご使用用途に合わせてお選びください。

ご不明な点やご質問は販売代理店WATCH LOGGER(ウォッチロガー)ホームページの「お問い合わせ」まで宜しくお願い致します。

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