魚料理の旨い店 あいあい様
パソコンの操作が苦手な私でも簡単に使う事ができました
神奈川県小田原市鴨宮にある魚料理の旨い店「あいあい」 。
料理屋とデータロガー。 一見、相反するような印象を受けますが 何故データロガーを導入しようと思ったのか そのお話を店主の石渡博さんから伺いました。
「あいあい」って珍しい名前ですよね?どういう経緯でそういった名前が付いたのでしょう。
電話帳などで「あ」ではじまって次が「い」なら五十音順で早く出てくるので、何か検索するときに、最初にあった方が目につくかなと思い決めました。
お客さんはどういった方が多いですか?
地元「鴨宮」の常連さんが多いですね。常連さんたちの口コミで広げてもらってます。鴨宮は新幹線発祥の地でもあるんですよ。
東海道新幹線モデル線があったそうですね。
そうですね。小田原も近いので、魚は毎日小田原漁港から仕入れています。
新鮮で美味しいものを仕入れたいので「せり」の資格も取りました。
市場で直接仕入れる人はいますが自ら「せり」に参加し、お店を経営している人はなかなかいないかもしれませんね。
釣りに行くのも好きなので自分で釣ってきた魚やお客さんがもってきた魚も捌いて提供してますよ。
魚へのこだわりが感じられますね。開業までのいきさつを教えてください。
高校を卒業してから小田原、福浦、伊東、岡山と様々なお店で修業して約15年前に地元に戻ってきました。
自分は腕一本、包丁一本で食べていくのが向いてるなと思い、開業を決意しました。
お店はもう12~13年ぐらいですかね。
ありがたいことにメディアにも取り上げて頂いてテレビ東京で放送している「もらい酒みなと旅」で博多華丸大吉の華丸さんがお店に来たこともありますよ。
そんな石渡さんがデータロガー導入しようと思ったきっかけを教えてください。
今回お店を移転する関係で冷蔵庫を移動しなくちゃいけなくなったんですよ。
そこで冷蔵庫メーカーさんに移動を依頼した時に「HACCP」というものがあると知りました。
食品の安全性を確保する規格ですね。
冷蔵庫の温度計だけじゃだめなの?って思いました。
そこでHACCPの講習会に参加したら食品の温度管理が重要だと分かったんですよ。
なるほど。いざ、導入しようと思ってもなかなか調べるのは大変だと思うのですが
長年の友人がデータロガーを扱っているメーカーに勤めていたんですよ。
完全な偶然です(笑)本当に必要なのかどうかわからなかったので色々、相談しました。
お使い頂いてる機種を教えてください。
温度が測定できるKT-155Fを4台使ってますね。
冷蔵庫と冷凍庫に設置しています。
データの収集頻度はどのくらいですか?
毎月、月末にプリントアウトしてバインダーに閉じています。
測定ファイルデータもパソコンに保存してますね。
測定したデータを見て気付いた事があるのですが冷蔵庫の中を探している時間が長いんですよね。
そこをもっと短くするよう冷蔵庫の中のレイアウトを変えたり整理した結果、開けている時間が短くなりました。
WATCH LOGGERを導入して良かった点、悪かった点はありますか?
今まで棒温度計だったのが自動で記録が残ることですね。正直、パソコンの操作が苦手なのですが私でも簡単に使う事ができました。
同じ藤田電機製作所のライブレジも使ってますので、そちらのタブレットでもデータが見れるので便利ですね。
ありがとうございます。ちなみに日本酒は温度管理が重要と聞きますが何度設定ですか?
だいたい5度設定ですですね。
お客さんとの会話で「ウチはこれ(WATCH LOGGER)入れたから温度管理が出来ていて、お酒も美味しいよ」なんて会話も増えました。
確かにきちんと温度管理されたお酒は何か付加価値があるように思えますね。
最後にお刺身は勿論だと思いますが他に自慢の一品はありますか?
6~7月の時期になるとサバのしゃぶしゃぶですね。鮮度が良くないとできない料理なんですよ。
聞いてるだけでも美味しそうです。今度は取材ではなくプライベートで食べに行きたいと思います。
是非、お待ちしております。